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2014年9月9日火曜日

純粋真我(シュッダアートマ)

(問) 神は言葉と心を超越したもの――つまり、心で感得することもできないのではないでしょうか?
いや。――この普通の心で感得できないのはたしかだ。しかし、純粋な心で感得できる。普通の知性ではわからないが、純粋な知性でわかる。
女と金への執着がとれさえすれば、心と知性が清浄になる。
純粋な心と、純粋な知性とは同じものだよ。
神は純粋清浄な心でとらえられるものだ。


(中略)

その純粋真我が神だって? いや、わたしはそうは言わない。純粋真我は不動で、三つの状態(覚醒、夢、熟睡)を目撃しているのだ。創造、保存、破壊の活動を考えるとき、わたしはそれを”神 (イーシュワラ)”と呼ぶ。
純粋真我は、ちょうど針から遥か離れておいてある磁石のようなもの。
針は動いていても、磁石は音もなく不動だ。

☆☆☆☆☆☆

純粋真我(シュッダアートマ)は手に触れることができない。目で見ることもできない。水に塩まざっていると、塩は目で見ることができない。
純粋真我(シュッダアートマ)こそ、大原因(マハーカーラナ)だ。原因の原因だ。物質的元素でできたものは、粗大体(肉体)。心、知覚、自我意識は精妙体(精神体)。プラクリティ、または根元造化力は原因。
プラフマン、または純粋真我は大原因だ。この純粋真我こそ、われわれの本性だ。
知慧とは何か? 自己の本性を知って、そこから心を動かさないことだ! これが、「真我を知る」ということだ。


――ラーマクリシュナ「不滅の言葉」



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